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大久保嘉人 「バーンって打った」 ザンビア戦 [日本代表]

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「トラップしてそのままバーンって打った」

間もなく後半45分を迎えるというタイミングで、3-3の同点追いつかれたザンビア戦の日本代表。
壮絶な打ち合いとなった猛暑のタンパでの一戦に終止符を打ったのが、
サプライズ選出された期待のアタッカー・大久保嘉人だった。

遠藤保仁と交代したばかりの青山敏弘のファーストタッチの鋭いタテパスが裏に通った瞬間、
背番号13をつける男は巧みな身のこなしでボールを右足でトラップし、
左足を思い切り振りぬいた。

「アオ(青山)がずっと見ていたから、出してくれるかなと思った。
タメていたから走ろうとしたら、バシッと足元に来たからね。よう出したなと。
シュートまでの流れは完璧。トラップしてそのままバーンって打った。
自分としてはすっきりした。いい形で(ブラジルへ)行けるんじゃないかな」
と大久保は興奮冷めやらぬ様子で喜びを口にした。

「嘉人さんが4点目を取った後、嬉しそうやったし、
これで結束力が高まったのはプラスですね」と試合後には滅多に
コメントしない本田圭佑が力強い仲間のゴールを心から祝福していた。

「すぐに出せ」「近くでやろう」。
チームを変えた大久保の強い要求。ジョーカーが決意するW杯を戦う覚悟
ブラジルW杯本番前ラストマッチとなった6日のザンビア戦では前線のいずれか
のポジションで先発起用されるかと思われたが、ふたを開けてみるとベンチ。
それでも本人に落胆はなかった。

「スタメンかどうかは監督が決めることだし、これもサッカー。与えられた時間で
いい準備するだけ。昔は悔しいとかあったけど、そんなことは言っていられない。
W杯を戦わなければいけないから、どうサポートするか、どうできるかというところ
に気持ちを持っていくのが大事。

国見高校時代のやんちゃさは今でも変わらないが、
コメントを聞いていると、成熟さを感じることができる。
プレーでチームを引っ張っていくタイプの選手。
遠藤や本田のようにチームを俯瞰して牽引していける選手がいて
受け皿がしっかりとあれば自由に動き回って活躍できるタイプだ。
悪いときは味方への強い要求が仇となり、チームが崩壊してしまう。
ベテランの領域に入りながらも、驚異的な身体能力で縦横無尽に
ピッチを駆け回る姿は見ていて気持ちいい。

ワールドカップ本番では、途中出場が濃厚だが得点をしてしまえば、
そのままの流れでスタメンという可能性も十分にある。
柿谷、大迫が「柔」のストライカーだけに、大久保の「剛」の姿には
なぜか期待が集まる!





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